朝礼のスピーチって緊張するなぁ
会社での朝礼当番て地味に苦痛じゃないですか?
何ヶ月かに1度当番が回ってきて、何かしらのスピーチをしなければなりません。
その度に「何を話そうかなぁ?」と悩み、前日の夜に急ごしらえでスピーチのネタを考えるハメに・・・
しかも、朝礼は部署全員の前で行うため、何度やっても緊張しますよね。
また朝礼でのスピーチはフリートークであるが故に何を話したらいいか毎回困りますし、みんな眠そうなので話していても無反応です。
朝礼当番表なんてものもあり、「あーあと○日で俺の番だぁ、、、」と憂鬱になります。
そんな皆さんの悩みを解決します。
僕自身、会社での朝礼当番を何度もこなし、少しずつではありますが手応えを掴んでいき今ではほぼ苦になっていません。
以下で紹介する具体的な方法を実践していただければ、朝礼当番が楽になるはずです。
ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
朝礼当番は準備が9割
まず大前提として、朝礼当番のスピーチは準備の段階で9割が決まります。
具体的な内容は以下の通りです。
- ネタ決め
- 伝えたいこと
- スピーチの手順
この3つを抑えておけば基本的にスピーチとして成立します。
それから、頭の中で3回くらいスピーチの内容を復唱してください。
当日の朝、会社に向かいながら小さい声でつぶやくのもありでしょう。
できれば声に出して自分の耳に聞かせてください。
では何故、声に出して練習することが必要なのかと言うと、全く同じ内容の話しをするにも1回目と3回目では圧倒的に差が出るからです。
朝礼当番ではありませんが、過去に会社の新卒採用説明会の説明員を引き受けた際、1日に3回同じ話をしたのですが、やはり3回目が一番スムーズに伝えることができました。
実際に声に出してみることで、「ここはもっとこう話した方がいいなぁ」という分析ができるからです。
3回くらい自分で練習して4回目に本番、くらいで臨めるといいですね。
ただ、別にそのための時間をわざわざ確保する必要はありませんよ。
お風呂に入っているときだったり、お皿洗いをしているときだったり、「ながら作業」で構いませんので面倒くさがらずにやってみましょう。
それでは次に先述した3つの項目を順に説明していきます。
具体的3ステップ
ネタ決め
まず最初の関門がネタ決めです。
ここは、自分が好きなこと、興味があることでOK。
「聞くひとにとって興味があることの方がいいのかなぁ?」
なんて考える必要は全くありません。
何故なら、会社には10代~60代まで多くの社員がいるため、誰にでも刺さるようなネタなど存在しないからです。
そうではなく、「自分はこれが好きです!」というものを好き勝手しゃべればいいのです。
とは言っても、タイムリーに丁度いいネタなんて出てこないですよね。
そんな時は、
- 最近行ったオススメの場所
- 最近買ったオススメの商品
- 最近話題のニュース
- 地元のオススメ観光スポット
- 家族についてのネタ
ポイントは、普段から何かしらイベントが発生したら「朝礼のネタにできるかなぁ」と考えておくことです。
また自分だからこそ話せるネタ、の方が聞いてる方も楽しいですよね。
例えば、「東京オリンピックで野球日本代表が金メダル獲得」というネタを選定した際、元野球部であったり、野球が好きであったりする方が話しに深みがでます。
このネタさえ決まってしまえば、あとはお決まりの型にハメていくだけです。
僕自身もネタ選定に最も時間を擁しますので、いち早く決めてしまうのが大事になってきます。
何を伝えたいかを決める
先ほど選定したネタに対して、ただ単に情報を発信しているだけでは意味がありません。
それだったら、ネットで情報を収集すればいいだけですからね。
肝心なのは、「何を伝えたいか」です。
一番簡単なのは、「聞いてる人に行動を促すこと」です。
例えば先ほどの「東京オリンピック野球日本代表金メダル獲得」であれば、野球の魅力を伝え興味を持ってもらい野球観戦の意欲を高めることでしょう。
この「何を伝えたいか」が決まることでスピーチの構成がかなり決まってきます。
また、伝えることは1つがいいでしょう。
先ほど同様に野球ネタにするのであれば
・野球観戦をしてほしい
・野球を初めてほしい
・子供に野球をやらせてほしい
など多くを伝えてしまうと、結局筋が通っていないスピーチになってしまいます。
「野球観戦」と「野球をやる」ことでは、話しの持って行き方が変わりますからね。
スピーチの手順
スピーチの手順は以下の通りです。
- ネタの基本情報
- ネタに対する世間の意見
- ネタに対する自分の経験や考え
- 具体的な行動への誘発
ネタの基本情報
時間にして30秒くらいでいいでしょう、まずはネタの基本情報を話してください。
これが無いと次からの話しの意味が全く伝わりませんからね。
完結にポイントのみ話すよう心がけてください。
ネタに対する世間の意見
世の中ではどういった反応があるのかを紹介します。
この際、ポジティブとネガティブを1つずつ入れることをオススメします。
そうすることで、基本情報に深みが増していきます。
ネタに対する自分の経験や考え
ここに最大限注力してください。
それまでの2つは、自分の経験や考えを示す前振りに過ぎません。
自分だからこそ話せる内容を惜しみなく伝えてください。
具体的な行動への誘発
ここが最後の締めの言葉になります。
先ほどの「自分の経験や考え」から具体的な行動へと誘発してください。
そうすることで、「あ、このスピーチではこれが言いたかったのね」という風に締めくくることが出来ます。
緊張しないための方法
結論としては、全体を見るのではなく近くにいる特定のひとを見て話すことです。
全体を見ながら話しをすると、みんなの視線が自分に集まっていることを感じかしこまってしまうからです。
逆に近くにいる特定のひとに向けて話すことにより、普段の会話となるべく近いシチュエーションになり落ち着くことができます。
中でもは相づちを打ってくれるひとがいると尚良しです。
こちらが話しをしていても地蔵のように無反応だと気持ちがつらくなり、「あー、早く終わらせよう」と思ってしまいますよね。
反応があるのと無いのとでは、話し手のテンションが全く違いますからね。
自分が聞き手になったときは、相手のことを考えぜひ反応を示してあげてください。
最後に
朝礼当番て本当に憂鬱ですよね。
けれども、無事にやり終えたあとは何とも言えぬ達成感があります。
最初のうちは、上手く話そうとか笑いを取ろうとかあまり考えなくてOKです。
一番大切なことは大きな声でハキハキと話すこと。
声が小さくて聞こえないのが、聞き手としてはもっともつまらないですからね。
それから、普段から朝礼のネタを探す癖をつけておきましょう。
そうすることで視野が広がり、仕事につながる気付きが得られます。
ネタを見つけて話しの段取りを考えアウトプットする。
朝礼当番は仕事に活きるノウハウが詰まっているのです。
たかが朝礼当番と思わず、しっかりと向き合うことで必ず自分のためになります。
確かに面倒ではありますが、成長意欲を持って取り組んでいきましょう。
以上
ありがとうございました。
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