春の甲子園で1回戦負けしたチームに待っていた悲しい現実について

学生時代

敗者の待遇について語っていきます。

甲子園での1回戦敗退はダメージが大き過ぎる!!!

甲子園に出場しただけすごいよ!

よく頑張った!

そう言ってくれる人がほとんどです。

僕が春の甲子園に出場し1回戦で負けたときにも、このような言葉をかけてくれる人がたくさんいました。

しかし・・・・

このような労いの言葉で救われるほど、1回戦で負けたチームのダメージは小さくありませんでした。

ん?

それってどういうこと?

結論から言うと、、、

まだ未熟な高校生が、甲子園の前後で変わってしまった大人たちの反応についていけなかった、

ということです。

先述したように、労いの言葉をかけてくれる人たちもたくさんいました。

ただ、グラウンドにより近いところで応援してくれていたはずの人たちの熱が、1回戦負けしたことにより一気に冷めてしまったのです。

もちろん、親兄弟は負けた後も夏の大会まで応援してくれました。

学校の先生や友達も応援してくれました。

だとしたら、一体誰がそこまで選手たちのメンタルに悪い影響を与えたのでしょうか?

今回は、甲子園に出たことで関わりを持つようになった人達との関係性について話していきたいと思います。

最初に言っておきますが、決して悪い人達ではないのでご安心を!

それではいってみましょう。

甲子園の前後で態度が変わってしまった人たち3選

新聞記者

甲子園敗戦後、ぱたっとグラウンドに来なくなりました笑

まずは新聞記者の方々です。

甲子園出場が決まったその日から、毎日グラウンドに来ていました。(いや、甲子園出場が決まる前からですね)

・監督へのインタビュー
・コーチへのインタビュー
・キャプテンへのインタビュー
・レギュラーへのインタビュー
・ベンチメンバーへのインタビュー

あれ、ベンチ外だった俺のところには1回も来なかったなぁ。。。

まぁそれは置いといて、、、

1ヶ月以上、毎日学校のグラウンドに来ては監督やコーチ、選手のご機嫌を取りいろんな事を聞き出そうと必死になっていました。

しかも学校のグラウンドに留まらず、練習試合会場まで押し寄せていたのです。

毎日来ていたため、書くネタが無くなったのか、ある日の新聞で、

「○○選手、コンタクトレンズを落としメガネで出場するも捕球に問題なし」

という記事が写真と共に掲載されました。。。

その情報必要?

と突っ込みたくもなりましたが、そこまで全力で追いかけてくれていたのです。

まぁ、ありがたいことですよね!

しかし!!!

あれだけ熱心に取材をしてくれていた新聞記者の方々が、負けたとたんにパタッと来なくなったのです。

新聞記者さんというのは、良くも悪くも人の懐に入るのが上手いので選手達も気を許して仲良くなるんですよね。

まぁ、友達とまではいかないですが、試合に負けたときにも会いに来てほしいと思うぐらい親密になっていました。

それが敗戦を境に全く来なくなったのです。

まだ未熟な高校生はそこで気が付くのです。

「あ、俺たち利用されていただけなんだ」

と。

まぁ、当然といえば当然ですよね。

正直、甲子園が決まって調子に乗ってる高校生を相手したい大人は誰もいません。笑

記者の人たちは仕事としてやっていたのです。

ただ、純粋な高校生としてはやっぱり悲しいです。

如実に今までと変わってしまったのですから。

僕は元々取材を受けていないのでノーダメージですが、メディアを通じて注目されていた選手達にとっては厳しい現実を突きつけられた結果となったのです。

スポーツメーカー

グローブ・バットスパイクの支給がなくなりました。

甲子園でプレーする高校球児を違った角度から見ている人たちがいます。

それがスポーツメーカーです。

どういうことでしょうか?

スポーツメーカーは高校球児を広告棟だと思っています。

まぁこれはビジネスの世界では当たり前ですよね。

甲子園は全試合TV中継されるため注目度が高い、そこで自社商品が映れば世に知ってもらうチャンスが増える。

だから、数あるスポーツメーカーの中でも自社商品を何とか高校球児たちに使ってほしい。

そう考えるのが普通であり、甲子園出場チームには真っ先に営業をかけ自社の商品を提供します。

とは言っても提供されるのはベンチメンバーだけですけどね。

だから僕は親に買ってもらってたな泣

まぁそれはいいとして。

甲子園で1回戦敗退した後、スポーツメーカーの営業も来なくなりました。

理由は簡単です。

甲子園1回戦負けのチームは注目度があまり高くないので広告としての価値が無いのです。

これも選手たちからしたらキツかったはずです。

まるで自分たちの存在を否定されたような気分になったことでしょう。

関わりの薄いOB

テンション高めの大学生がいなくなりました

まぁこれはそこまで大きな出来事ではないかも知れませんが紹介しておきます。

後輩である僕たちのために、普段から熱心にグラウンドに足を運んでくれる先輩方も多くいました。

ただ一方で、普段特に関わりがないのに甲子園出場が決まった瞬間からやたら先輩風吹かせてくる人たちがいたんですよ。

(後輩たちが甲子園に行けなかったので偏見が入っておりますが)

同じ高校球児だった人たちには気持ちが分かるからこそ負けた時に激励してほしい。

ところが、例のごとく、彼ら(チャラいOB大学生)はその後グラウンドに来ることは無かったのです。

少し嫌みな感じで書きましたが、そのチャラいOB大学生はとっても良い人たちなんですよ。

それこそ、心から「おめでとう」と言ってくれたり「応援してるわ」とエールをくれましたので。

年代は違えど同じグラウンドで同じユニフォームを着て野球に打ち込んだ同士なのに負けたらもう来なくなるのは寂しいですよね。

余談ですが、僕はそのチャラいOB大学生からは見向きもされず、他の部員が「こいつ○○さんにあこがれてるんですよぉ」と言った時に、「ベンチに入ってないなら何もあげない」と言われました。

先輩からバッティンググローブやジャージをもらったりする風潮があったりするのですが、僕が言われたひと言は痛烈過ぎましたね。

10年以上も前のことですが、今でもはっきりと覚えていきます。笑

その時はへこみましたが、今となってはこいつよりも高いステージ行ってやるよって燃えています。

完全に脱線しましたが、とにかくOBというのはどんな人でも先輩ですし特に野球部は縦関係が厳しいからこそありがたい存在なのです。

最後に小ネタ

今回の記事では、甲子園敗戦後に周りの大人たちがいなくなった・・・

という話しをしてきましたが、もう1つ!!

甲子園に負けて地元に帰ってきた翌日からの練習が異常に厳しくなりました。

春の県大会が控えているにも関わらず、冬場のメニューをこなしましたからね。

まさに地獄。

あー、とにかく1勝でもしていたらなぁ、、、

いや、1勝でもしてくれていたらなぁ、、、

試合にすら出ていない僕はどうすることもできないのでした笑

以上

ありがとうございました。

コメント

  1. 91p4q8

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