高校野球で学んだ挨拶の作法が会社では使えない件について

学生時代

・高校野球は人間教育の場である
・社会に出てからも通用する礼儀作法を学んだ、、、
はずでした・・・!!??

さてさて、

高校野球といえば、日本の古き良き伝統をガッツリ学ぶ場です。

少なくとも僕の時代、僕の高校はそうでした。

挨拶や礼儀、上下関係でのマナーなど社会人として生きていくための礎になったことは間違いありません。

ですから、高校野球で学んだことが今でも役に立っていると感じることは多々あります。

しかし・・・

「いや、これやり過ぎだろ」と思うこともあります。

それが、挨拶の作法です。

野球部といえば、監督や先輩に対する元気な挨拶が印象的。

爽やかでとてもいいのですが、大人がこれをやると周りから引かれるなぁと思うこともある訳です。

そこで今日は、野球部時代のいき過ぎた挨拶の作法について紹介していきます。

元野球部の方には共感してもらえる内容かと思います。

また、現役の高校球児のみなさんには、「あ、これはやり過ぎなんだ、社会では違うんだな」というのを分かってもらえた嬉しいです。

とは言っても、野球部は軍隊みたいなものなので、なかなか今の作法から逸脱してビジネスモードにはなれないと思いますが笑

ということで、将来の参考までに!

それでは、いってみましょう。

いき過ぎた挨拶の作法5選

カバンを下ろして60°で挨拶

まずは、これが基本中の基本です。

カバンを持ちながら挨拶するのは失礼な行為にあたります。

ですから、先生や先輩を見つけた瞬間、肩に掛けていたカバンを地面に下ろします。

それから、手をピタッと体の横につけて60°の角度で頭を下げます。

もちろん、足も揃えます。

頭の角度はさすがに90°ではありません。

90°は謝罪のときだけです。

いや、本気の謝罪のときは土下座でしたね笑

土下座は、かなりレアケースではありますが、、、

とにかく、カバンを下ろして頭の角度は60°、これが挨拶の基本型です。

高校生の頃は当たり前だと思っていましたが、会社でやっている人は誰もいません。

仮にいたとしたら、結構怖いですよね笑

会社の行き帰り、会社の人に会う度にカバンを下ろしていては前に進みません。

自分だけでなく、周りもみんなやっていたら大混雑となるでしょう。

それから、頭を60°下げることもありません。

せいぜい、会釈する程度です。

カバンを下ろして60°で挨拶、礼儀正しいを超えて引かれます笑

背中に向って挨拶

歩いていて、先生や先輩の背中が見えたときは、背中に向って挨拶します。

相手からは自分が見えていない状況で挨拶します。

これ自体は素晴らしいことです。

ただ、これもやり過ぎですよね。

背中が見える度に挨拶していては、気軽にトイレや給湯室に行けません。

しかも、見えた瞬間に挨拶するので自分と相手の距離は関係ありません。

言われた方も迷惑でしょうね笑

200m先でも挨拶

正確に200mという訳ではなく、見えていたらどんなに離れていても挨拶します。

グラウンドの隅に自分がいて、校舎側に先生や先輩を見つけたら挨拶します。

学校の敷地内だけでなく、外でも同様です。

せめて学校の敷地内だけにしてくれよと思いませんか笑

会社の最寄り駅で先輩を見つけたらどんなに遠くても挨拶してくる後輩、勘弁してほしいですよね笑

全く同じことを高校生のときにしていました。

完全にやり過ぎでした。

近距離でも大きな声で挨拶

シンプルに迷惑ですね。

野球部に声量の加減という言葉は存在しませんので。

とにかく、大きければ大きいほど良いと思っていました。

でも、完全に間違いですね笑

出社し、部署全体への挨拶は大きくてもいいのですが、すれ違う人に声量全開で挨拶したらビックリされます。

新手の嫌がらせだと思われるでしょう。

相手との距離感を考えた声の大きさに調整するのが大人ですよね。

独特な言い回しの挨拶

帰り際の挨拶のフレーズもなかなか独特です。

「お疲れ様でした、お先に失礼します、さようなら!」

これが、帰りの挨拶の定型文でした。

「さようなら」って、、、

会社では言わないですよね。

もし言ったら、「え、会社辞めるの?」ってなります笑

そういえば、「さようなら」って使うの学生だけですよね。

小学生が先生に「さようなら」って言うのは普通ですが、「お疲れ様でした」って言ったら違和感あります。

挨拶って難しいですね!!

高校球児の『魂』は忘れてはいけない

これまで紹介してきた通り、高校球児の挨拶は確かにいき過ぎた部分が多々ありました。

それでも、相手に敬意を払う気持ちは見習うべきです。

会社でも慣れてくるとてきとうに挨拶したり、会社の人とすれ違っても何も言わずにスルーしてしまう人もいます。

これは良くありません。

先輩や上司だけではありません。

後輩にもきちんとした挨拶ができるかどうかで、その人の価値は測られます。

後輩に対しては敬語で挨拶しなくてもいいですが、上の人に対する態度と明らかに変える必要はありません。

学生の頃や新入社員時代に「挨拶が大事だ」と何度も言われたことを思い出し、いつまでも高校球児の『魂』を持って大人の振るまいができる人間になりたいですね。

以上

ありがとうございました。

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