甲子園出場チームのベンチ外メンバーだからこそ得られた恥について

学生時代

(今となっては)ベンチ外で本当に良かった!!

甲子園のベンチ外メンバーにしか得られない貴重過ぎる経験を語ります。

ベンチ外メンバーは大きな恥をかく

高校野球の聖地”甲子園”!!

ここでプレーすることが全ての高校球児の夢です。

チーム内での競争に勝ち、相手チームに勝ち、県内でトップとなり初めて立てる夢の舞台。

甲子園でプレーした経験というのは間違いなく人生にプラスとなります。

ただ、僕は声を大にして言いたい。

それは、

ベンチ外メンバーの方が100倍良い経験をしている

ということです。

それは何故か?

ひと言でいうと、

「とてつもなく大きな恥をかいた」からです。

え、どういうこと?

と思われたことでしょう。

もし僕と同じ境遇で甲子園ベンチ外の方がいらっしゃったら共感していただけるはずです。

甲子園出場というのは、とても大きなニュースです。

学校、地域住民、親戚がこぞって注目します。

はたまた、テレビや新聞などでも大きく取り上げられるでしょう。

一体、これは何も意味するのか?

それは、「レギュラーが大注目される」ということです。

結局のところ、何と言ってもレギュラーが花形なのです。

勝負の世界は残酷なので、勝者がもてはやされるのは当然だと言えます。

しかし・・・

実は同じくらいベンチ外メンバーも注目されてしまうのです。

とはいっても、テレビなどのメディアでは「この人がベンチ外メンバーで~す笑」なんて紹介はされませんけどね。

それでも、学校や地域住民の方からは、聞かれなくても自分が試合に出ていないことがバレてしまいます。

小学校や中学校の友達、先生にも例外なくバレます。

そして、何となく気まずい感じになるという・・・

少し長くなってしまいましたが、要するに何が言いたいかというと、

高校生ではありえないくらいの恥をかくことができた!!

という話しです。(急にポジティブ)

いやぁ、本当に最高です。

甲子園でプレーしたくて野球を始めたのに、プレーできなくて本当に良かった。

本当は周りにチヤホヤされたかったのに、全くチヤホヤされなくて良かった。

地元でブイブイ言わせたかったのに、ベンチ外で恥ずかしい想いをして良かった。

親父の夢は息子が甲子園でプレーすることだったのに、叶えてあげられなくて本当に良かった。

野球を好きにならなければ、野球をやっていなければ、甲子園なんか目指さなければ、

こんな恥をかかずに済んだのに、、、それでも・・・野球をやっていて本当に良かった!!

こんな想いを持ち夢破れた元高校球児が5万といるはずです。

そんな彼らの気持ちを代弁させていただき、人生敗者復活の道しるべになれるよう書いていきます。

それではどうぞ!

ベンチ外メンバーが恥をかくのは高校生の時だけでない

高校を卒業した後、大学、社会人になったから新たな出会いがあり、

「高校生の頃は部活何やっていたの?」

と、コミュニケーションの一環として必ずこの話題が出ます。

話しは進んでいき、

「え、甲子園に出たの!!!!すごい!!!」

となります。

問題はこの後です。

レギュラーだったら「試合に出たよ!!」

と言えるのですが、

ベンチ外メンバーは、「スタンドで応援していたんだよねぇ」

と言うしかありません。

それでも、「甲子園に出ただけ凄いよ!!」

と、必ずヨイショしてくれるのですが、こっちとしてはレギュラーでなかった恥ずかしさ、惨めさを毎回痛感するのです。

何歳になってもです。

僕は今31歳で高校を卒業してから13年経ちますが、未だに劣等感を感じて生きています。

高校生の頃にかいた恥は思いっきり気にしろ

よくこう言う人がいます。

「高校生の頃の失敗なんて気にすんなよ」

このアドバイスには一切耳を傾けるべきではありません。

それは何故か?

普通の高校生が経験できないような大きな恥を忘れてしまったら、気にしなくなったら、まぁいいかで済ませたら、本当に本当に本当にもったいない。

この大きな『恥』という莫大なエネルギーを今後の人生に活かさなくてどうするんだ!

表向きは笑い話や自虐ネタに使っていたとしても、腹の奥底では『煮えくりかえるくらいのパワー』を秘めているはずです。

だってそうですよね!

「甲子園に出たんだね」 ⇒ 「はい、レギュラーで」
「甲子園に出たんだね」 ⇒ 「はい、ベンチ外ですが」

どっちの方が気持ちいいですか?
どっちの方が気分悪いですか?

簡単ですよね。

レギュラーは一生気持ちいい想いをします。
ベンチ外は一生惨めな想いをします。

あくまで”野球”では。

普通に考えてベンチ外だった人達、このまま人生も負けっぱなしなんて嫌ですよね。

社会に出て活躍したいですよね。

お金稼ぎたいですよね。

強い体を手に入れたいですよね。

これらを叶えるためには、人並み以上にエネルギーを使います。

では、そのエネルギ-はどこから来ますか?

○○は歩いて来ない~♪

なんて言いますが、エネルギーも勝手に歩いて来ません。

じゃあ、どこから沸き上がってくるのか?

その源泉が、

”恥をかいた経験”
”見下された過去”
”夢破れた高校時代の想い”

これらの他にありますか?

ないですよね。

だからこそ、高校生の頃に恥をかいた経験を気にしなくてはならないんですよ。

忘れて良い訳がないでしょ。

僕は一生忘れません。

高校の同級生には絶対に負けない。

なぜなら、今度は”俺が注目されたいから”

そんな妄想をしながらベンチ外だった元高校球児の敗者は生きていくべきだと思います。

(最後に)恥をかける男は格好いい

前の章では、『高校時代の恥をエネルギーにして成功していきたい』、という文脈をお伝えしましたが、

大人になってからも引き続き恥をかいてください。

たくさん恥をかいてください。

え、もう恥をかきたくないから成功したいんですが、、、、

という気持ちもすごく分かります。

大人になったらスマートに成功したいですよね。

しかし、実際には無理です。

たくさん挑戦して恥をかかないと成功することはないんですよ。

何故なら、大きな成功ほど一発クリアとはいかないからです。

何度も挑戦して恥じをかいて、少しずつ成長してやっと小さな成功を手にする。

人生はこの積み重ねです。

でも大丈夫です。

経験上、大人になってから甲子園ベンチ外よりも恥をかいたことはほとんどありません。

俺たちの最大の長所は恥をかくことに慣れていること。

つまり、挑戦するマインドを持っているのです。

別にエリートでも何でもないから失うものなんて何も無いです。

そう思えるのが僕たち敗者の最大の武器と言っても過言ではないでしょう。

だからこそ、高校時代にでっかい恥をかいた経験がとてつもなく貴重なんですよ。

エリートマインドがないことに誇りを持てると無敵です。

ただ決して間違えてはいけないことは、

「エリートじゃないから何やっても無駄だ、、、」という思考、これだけは絶対ダメです。

自分の話をするのも何ですが、僕は先日離婚しました。

ここに来てとんでもない話しをぶっ込んでみましたが、紛れもない事実です。

甲子園ベンチ外、いやそれ以上の大きな失敗をしてしまいました。

ただ、僕はこの失敗を悲観していません。

結婚に挑戦したからこそ離婚することができた、そう捉えています。

だからこそ僕はまた結婚したいと思っています。

もっともっと自分を高めて一流の男になって最高のパートナーを見つけたいと思っています。

正直、離婚してバカにしてくる人もいましたよ。

心ない発言をしてくる人もいましたよ。

いるんですよね、デリカシーのない人が。

俺はそいつら全員を見返したい。

そいつらには見えない景色を見られる高い所に行きたい。

いや、絶対に行きます。

結婚に失敗した俺が周りからは滑稽に見えるかも知れない、惨めに思えるかも知れない。

いつか見てろ、見事な逆転劇を見せてやる!!

そんな想いで生きています。

だから、同じように恥をいっぱいかいてきた人たちにエールを送りたいです。

”俺たちが成功しないでどうするんだ”と!

”絶対に俺たちの方が大きなエネルギー持っているよ”

いつかきっと、あのときの恥に感謝する日が来るその日まで、、、

共に頑張ろう!!

以上、ありがとうございました。

コメント

  1. u38ja2

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